昨日の急な豪雨で蒸し暑いですね。
どうもー。
知人が気になる病気のひとつにあげていました。
少し調べたので読んでみて下さい。
医療機関にいるといろんなこと聞きますが予防すれば怖くないですよ。。
膀胱(ぼうこう)がんのHOTトピックス
◎膀胱(ぼうこう)は、骨盤内にある、伸縮性のある筋肉でできた袋状の臓器で、
腎臓でつくられた尿は尿管を通って膀胱で、一時的に貯留されます。
◎膀胱がんは、女性より男性に多く発症します。女性の約 4 倍です。
◎膀胱がんは大半が移行上皮がんで、腎盂や尿管の上皮細胞がんと同じタイプです。
◎膀胱がんの確立されたリスク要因は喫煙です。
新たに診断された膀胱がんの男性の半数、女性の 3 割は、喫煙が原因となっているといわれます。
喫煙者は、膀胱がんの発症リスクが、非喫煙者の 2 ~ 3 倍に増加します。
他に、いくつかの化学物質の職業性曝露(ばくろ)があります。
◎膀胱がんの初期症状として、最も多く認められるのが血尿です。
後から現れる症状には、排尿時痛や下腹部の痛み、頻尿などがあります。
水分摂取を増やすことが膀胱がんを防ぐ!?
水やコーヒー、紅茶、スープと水分摂取量を増やすことが、
膀胱がんの予防に役立つかもしれません。この関係はまだ明確ではないようです。
水分摂取量が多いことは、発がん物質と膀胱内側の上皮細胞との接触時間を縮小し、
従って、膀胱の発がんリスクを低減するのではないかと考えられています。
この関係を調べた過去の疫学研究の結果は非常にばらつきが大きく、一貫していません。
5万人近い男性を10年間追跡したデータは、水分摂取量の増加が膀胱がんの
リスクを下げると示唆する強い関係を示しました。
同じ男性を22年間追跡したデータも、最初の水分摂取量との間に同様の強い関係を示しました。
しかし直近の摂取量との関係は弱まりました。
米国のブラウン大学のドミニクS.ミショー(Dominique S. Michaud)氏らが、
American Journal of Epidemiology誌電子版に2月21日付で発表しました。
この研究では、医療従事者追跡研究に登録していた 4万7,909 人の男性を
22年間追跡したデータを使用して、水分摂取と膀胱がんの関係を分析しました。
同じ男性の最初の10年間の追跡データの分析は、水分摂取量と膀胱がんの間に
強い逆相関の関係を示しました。今回は、その後の追跡期間を含む 22 年間のデータを再分析しました。
1986年から2008年までの追跡期間に、823人が膀胱がんの診断を受けました。
この男性は、研究開始時とその後 4 年ごとに、食物摂取頻度アンケートに回答していました。
この情報に基づいて、水分摂取量を算出しました。
前回と同様に、研究開始時の 1日の総水分摂取量に基づく分析では、
水分摂取量が増えるほど、膀胱がんの発症が少なくなる強い関係がみとめられました。
1日の総水分摂取量で 5 グループに分けた最大グループ(1日当たり2,531ミリリットル以上)は、
最小グループ(同 1,290 ミリリットル未満)と比べて、膀胱がんのリスクが 24 パーセント低くなりました。
しかし、直近の水分摂取量および 累積的な摂取量と膀胱がんの発症との間には
有意な関係はみられませんでした。
緑黄色野菜が膀胱がんのリスクを半減!?
カボチャ、ニンジン、ホウレンソウのような緑や黄、赤などの色の濃い野菜を食べることは、
膀胱がんの予防にも役立つようです。特に致死的で危険ながんのリスクを下げるようです。
カロテノイドと呼ばれるビタミンの一種が血液中に高濃度で存在する人々は、
膀胱を含む尿路のがんのリスクが半減することを、新しい研究が発見しました。
血液中の濃度は食事などの摂取量が反映されます。
カロテノイドには、緑黄色野菜に含まれるベータカロテン、ホウレンソウなどの
緑葉野菜に多く含まれるルテイン、柑橘類の黄色素のクリプトキサンチン、
トマトの赤色素のリコピンなどがあります。
欧州がん栄養前向き研究(EPICN)の国際チームのオランダ国立公衆衛生環境研究所の
マーチン・ロス(Martine M Ros)氏らが、The American Journal of Clinical Nutrition誌電子版に5日付で報告しました。
この研究では、血液中のカロテノイドとビタミンC の濃度と尿路上皮細胞がん(UCC)のリスクとの関係を調べました。
尿路(腎盂、尿管、膀胱)のがんの約 7 割は膀胱がんです。
尿路がんは主に移行上皮と呼ばれる内部を覆う粘膜に発症します。
欧州 10 カ国の 48万 人以上を含む EPICN のデータを使用し、
新しく尿路上皮細胞がんの診断を受けた 856 人、がんではない
(性別や年齢、血液採取日時などの条件を一致させた) 856 人を比較しました。
血液サンプルを使用し、カロテノイド(アルファ・カロテン、ベータ・カロテン、
ベータ・クリプトキサンチン、リコピン、ルテイン、ゼアキサンチン)、ビタミンC の濃度を測定しました。
カロテノイドの合計と其々のレベル、ビタミンC のレベルで 4 つに分けて比較しました。
血液中の総カロテノイド・レベルが増加すると尿路上皮細胞がんのリスクが低下することが分かりました。
最高レベルのグループは、最低グループと比べ、発症リスクが 36 パーセント低くなりました。
ベータ・カロテン濃度の増加は、死亡リスクの非常に高い高悪性度の
尿路上皮細胞がんのリスクを下げました。最高レベルのグループは、同様に、
発症リスクが 49 パーセント低くなりました。
ルテインは、比較的悪性ではない尿路上皮細胞がんのリスクを下げました。
高レベルのグループは、同様に、発症リスクが 44 パーセント低くなりました。
ビタミンC は尿路上皮細胞がんのリスクとの間に関係は認めれませんでした。
この分析は、尿路上皮細胞がんの既知のリスク要因である喫煙の状態、期間、強度で調整されました。
「喫煙や他の要因による影響を完全に除外することはできませんが、
血液中のカロテノイドの高濃度は、尿路上皮細胞がん、特に高悪性度の尿路上皮細胞がんの
リスクを減らすようだ」とこの研究者は述べています。
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